
外来透析をされている皆様は、ご自身、又はご家族の方が献立を立てられ、リンのコントロールをされておられると思います。多種類の食品が出回っている中、リンの多い食品もあれば、少ない食品もあります。
いったいどんな組み合わせでメニューを考えるのが良いのでしょうか?
特にリンは摂取量や組み合わせが悪いと高リン血症となり、異所性石灰化や二次性副甲状腺機能亢進症といった合併症を引き起こすリスクが高くなってきます。
そこで、低リン献立を立てる工夫やポイントについてお話したいと思います。
外食でのメニュー選びにも活用できますので、ぜひ参考にして下さい。
| リンの少ない食品 | 野菜、芋類、こんにゃく、春雨、キノコ類、海藻類、 |
|---|---|
| リンの多い食品 | 肉類、魚介類、卵類、大豆製品 |
| 避けた方が良い食品 | 乳製品、加工食品、練り製品、干物、レバー、そば、小魚、ナッツ類 |
メイン料理はステップ①のリンの多い食品の中から選びましょう。
それぞれ過剰摂取を避けるため、1日の摂取目安量を知っておくと良いです。
魚介類、肉類はそれぞれ60g程度。卵は1個。大豆製品は50g程度としましょう。
ただし、個人差はあります。
副菜はステップ①のリンの少ない食品を利用しましょう。
ここで、リンの多い食品を多く使うとリンが上がりやすくなりますのでご注意を!
<リンが多い組み合わせ>

<リンの少ない組み合わせ>

※注意:リン含有量は参考値です。
| 朝食 | 昼食 | 夕食(外食) |
|---|---|---|
| 食パン6枚切り1枚 スクランブルエッグ サラダ 紅茶 |
リン少ない 八宝菜 (豚肉40gと野菜) |
リン多い 回転寿司 |
たんぱく質の多い肉類・魚介類・卵類・大豆製品・乳製品はリンも多く含んでいます。
食べすぎてしまうとリンが高くなりますので注意しましょう。
リンが高い人の大半はこの事が原因です。
リンの多い加工食品、練り製品、乳製品、魚の干物、小魚、そば、ナッツ類、レバーなどはリンを上昇させる原因となります。
できるだけ控えましょう。
便の中にはリンがたくさん含まれています。
便秘が続くと腸管から再吸収され、リン上昇の原因となることも考えられます。食物繊維の摂取や適度な運動、下剤の利用などで排便コントローを良くしておきましょう。ごぼう、レンコン、ブロッコリー、春菊などがお薦めです。
薬を飲み忘れたり、食後時間がたってから服用したりすると薬の効果が期待できません。
薬は指示された時間帯に必ず服用するようにしましょう。
たんぱく質の多い食品に偏ってしまうとリンが高くなります。
野菜や海藻、キノコ類なども盛り込んでバランス良く食事をしましょう。
間食を摂る時は薬の服用をしないことが多いです。食事はそんなに増えていないのにリンが高い!という方、間食が増えていませんか?
間食の内容や量によってはリンが上がりやすいので、注意しましょう。
おやつの栄養成分がお知りになりたい方は、管理栄養士までお尋ねください。
| 菜の花(ゆで)栄養価(100g中) | |
|---|---|
| エネルギー | 28kcal |
| たんぱく質 | 4.7g |
| リン | 86mg |
| カリウム | 170mg |
| 食物繊維 | 4.3g |
菜の花はアブラナ科の大変栄養価の高い緑黄色野菜です。
βカロチンやビタミンB1、B2、C、鉄、カルシウム、カリウムや食物繊維などの栄養素を豊富に含んでいます。
カリウムが多い為、茹でこぼしは必ず行ないましょう。
食物繊維が大変豊富なので、便秘予防にも効果的です。